XAMPPからTomcatをバックグラウンドで起動させる裏技

[Windows xpの場合]

通常、XAMPPからTomcatを起動させると、Tomcatを停止させるまで、コマンドプロンプトが開いた状態のままになります。

これだと、コマンドプロンプトがタスクバーに常駐してしまい、フォアグラウンドで動いて、邪魔になります。

しかし、これを、バックグラウンドで動作させる方法を見つけました。



普通に、XAMPP用のTomcatプラグインをインストールすることでTomcatは起動します。

(一般的なXAMPP - Tomcatプラグインのインストールパスより)


C:\Documents and Settings\ユーザー名\スタート メニュー\プログラム\Apache Friends\XAMPP\Tomcat start


これを起動させると、フォアグラウンドで動作するようになっています。

では、何が原因かというと、Tomcat startを起動させると、このバッチファイルが走ります。


%XAMPP%\tomcat_start.bat
(%XAMPP%は、XAMPPインストールディレクトリ)



このバッチファイルの設定内容が、コマンドプロンプトをフォアグラウンドに常駐させる要因というのに、気づきました。


では、ここから、バックグラウンドで起動させるための設定をします。

Tomcatの起動に必要なファイルは、bootstrap.jarです。


%CATALINA_HOME%\bin\bootstrap.jar
(%CATALINA_HOME%は、Tomcatインストールディレクトリ)


これを、Tomcat startに登録すれば良いだけです。

(要は、bootstrap.jarをいきなり走らせると言うことです。)


※登録する前に、Tomcatを停止させておきます。

やり方は、Tomcat startの”プロパティ”を開き、”リンク先”を、以下のように変更します。


%XAMPP%\tomcat_start.bat



%CATALINA_HOME%\bin\bootstrap.jar


これで、設定は終わりです。


しかし、このままだと、bootstrap.jarは、バックグラウンドで起動したままの状態です。

Tomcatを終了・停止させるには、通常通り、Tomcat stopを使えば終了・停止します。


C:\Documents and Settings\ユーザー名\スタート メニュー\プログラム\Apache Friends\XAMPP\Tomcat stop